今回は、避けては通れない最難関、フレームについて説明していきます。


鉄拳の攻防如何を説明する前にどうしても理解していていただきたい概念があります。 

それは、「フレーム」という概念です。
 
鉄拳というゲームを論理的に説明するためにはこのフレームという概念をどうしても理解していただきたいと言うことです。
 
私の方もなるべく分かりやすくまとめるつもりなので是非お付き合いください。
 


まず、前提として言っておきたいことは、フレームというワードは鉄拳だけに用いられる用語ではなく、業界によって少々意味合いが変わってくるところがあると言うことです。
 
当ブログでは、鉄拳で必要とされる部分のみを説明することになるので、そこのところご了承下さい。

 

それでは説明に入ります

結果から言うと、
「フレームとは、一枚の画像であり、時間の単位である」
となります。

もちろんこれを読んでも訳がわからないと思いますので解説を加えていきます。
 

まず、「フレームとは、一枚の画像」の部分です。
 

唐突ですが、映画の歴史をご存知でしょうか?
 
今でこそデジタルの動画データを流しているようですが、昔はそうではありませんでした。
 
何百、何千、何万…という写真を連続して入れ換えながら写し出すことで、映画が成り立っていました。
 
そして、デジタルの動画も同じように画像データを高速で切り替えることで成立しています。
 
さらにいうと、鉄拳のキャラクターの動きも、何枚もの写真が連続して高速で切り替わって表現されているのです。
 

そして、カンのいいかたはお気づきかも知れませんが、その鉄拳のキャラクターの動きを表すいくつもの写真の1枚1枚をフレームというのです。

 

そして、次に「フレームとは、時間の単位」の説明です。
 

先ほど、高速で切り替わって表現されていると言いましたが、そのペース配分が、1秒間に写真60枚というペースなのです。

逆にフレーム(写真)1枚が表示される時間は1/60秒、1秒を60個に分けた分の一つという時間です。

写真1枚が表示される時間(=1/60秒)を鉄拳界では1フレームと表現します。

少し表現を変えると、皆さんが知っているところで、1時間は60分ですよね?
そして1分は60秒です。
さらに、鉄拳の世界では1秒が60フレームということになるのです。

 

ここまでをまとめると、
「フレームとは、鉄拳の動きを表示するための連続する画像のうちの1枚のことを意味し、その1枚は1/60秒の間だけ表示される。そのため、1フレームは1/60秒のことを意味する」

と、なります。
本当に難しい概念だとは思いますが、次回の記事の、フレームの使い方の例をあわせて見ながら、どうにか理解していただきたいと思います。